栄養ミステリー

カクヨム投稿中! 毎日の栄養補給と読書・執筆をつづるブログ

小説『ランビエの絞輪』

映画『室町無頼』を観てきました!

こんにちは。 昨日は映画のサービスデーでしたので、『室町無頼』を観てきました! 室町時代の幕府のやり方に疑問を持つ、浪人や農民たちの管理を幕府から依頼されている悪党などの様子が丁寧に描かれている作品でした。 百姓一揆で一万人もの灯が、京の街に…

白川道『天国への階段』

今週のお題「ドラマ」 天国への階段 (全3巻) Kindle版 約20年ぐらい前にドラマ化された作品になりますが、最近になって、白川道(しらかわ とおる)氏の『天国への階段』を電子書籍版で読破しました! 白川道氏がお隠れになって、もう10年ほど経ちますが、私に…

映画『正体』を観てきました!

今週のお題「ドラマ」 以前、WOWOWでテレビドラマ化もされていた染井為人氏原作の『正体』! 昨年(2024年)11月公開で映画にもなりましたね。 ずっと気になっていましたが、昨日ようやく映画『正体』も観てきました! 主人公がネガティブで重いテーマをひきず…

『ランビエの絞輪』栄養ミステリー小説がKindleUnlimitedに!

今週のお題「自分の好きなところ発表会」 こんにちは。ミワベジです。 数ヶ月にわたり連載していた『ランビエの絞輪』ですが、この度、KindleUnlimitedでお読みいただけるようになりました!※定価が表示されていますが、KindleUnlimited会員の方は無料で読め…

『ランビエの絞輪』第三章 02「ブレイン・バンク」を更新!カクヨム

第三章 ネクローシス 02「ブレイン・バンク」 定時を告げる17時のチャイムが聞こえる中、舞は栄養部でデータ整理を続けていた。 ふと、パソコンの画面に小絵からのメッセージが表示される。残業の要請だ。 ちらりと小絵の席を見やってると、神妙な面持ちだっ…

『ランビエの絞輪』第三章 ネクローシス(他殺) 01「一夜が明けて」を更新!カクヨム

第三章 ネクローシス 01「一夜が明けて」 おはようございます。本日より、カクヨムで連載中の『ランビエの絞輪』は、第三章の幕開けです!本日のあらすじを、ご紹介します♪ 医局長の死から一夜が明け、病院内の雰囲気は変わり始める。 栄養部の朝礼で告げら…

『ランビエの絞輪』第二章 アポトーシス自滅  23「アポトーシス」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 23「アポトーシス」 いつも、お読みいただき、ありがとうございます。 本日のあらすじをご紹介します。 病院の闇は、深くなるばかりだった。 舞は教育棟へと急ぎ、優子の研究室を訪れる。 そこでは、第二の死者について、冷静かつ無…

『ランビエの絞輪』第二章 22「第二の死者」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 22「第二の死者」 こんにちは。 カクヨムで連載している『ランビエの絞輪』第二章22「第二の死者」を、ご紹介します! 幾重にも張り巡らされた陰謀、そして予期せぬ、第二の死。 舞は、内科病棟の栄養指導を代行することになった日…

『ランビエの絞輪』第二章 21「医局長室の怒鳴り声」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 21「医局長室の怒鳴り声」 優子の研究室を訪ねるも応答がなかった。 不在に気づいた舞は、荒垣の研究室へ忘れ物を届けに向かう。 その途中、錦城の研究室から聞こえる怒鳴り声に驚かされる。 緊張感に包まれたまま、学食エリアで角…

『ランビエの絞輪』第二章 20「甲神学園」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 20「甲神学園」 週始めの朝礼を終えた舞は、優子からの急用メッセージを受け取る。 そのため、角倉と二人で回診をすることに。 精神科病棟での患者の訴えに対応しながら、舞は角倉との会話で重要なヒントを得ようとする。 神山町で…

『ランビエの絞輪』第二章 19「黒いタクシーのナゾ」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 19「黒いタクシーのナゾ」 月曜日の蒸し暑い朝、舞はカフェ《ブリック》で解剖医の荒垣と待ち合わせをしていた。 タクシーの色に敏感になりながら、二人の会話は神山町での謎めいた出来事に及ぶ。 荒垣の冷たい視線とニヒルな笑みが…

『ランビエの絞輪』第二章 アポトーシス自滅 18「伯母の重大発言」カクヨム

カクヨム『ランビエの絞輪』第二章 18「伯母の重大発言」を更新! 菫との会話で、舞は次第に心の中の疑念を深めていく。 幽霊話や神山町の物騒な噂話が交錯する中、舞は大学院の課題として犯罪者と食行動の関連を研究していることを明かす。 菫との会話から…

『ランビエの絞輪』第二章 17「明け方の幽霊話」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 17「明け方の幽霊話」 菫は、賄いランチを食べ終えると、噂話の内容を話し出す。 神山町の物騒な噂話に触れながら、警察の聞き込み調査やお屋敷街の奇妙な状況が繰り広げられる。 満月の夜に、犬が一斉に吠える現象や幽霊話など。 …

『ランビエの絞輪』第二章 16「伯母の話し」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 16「伯母の話し」 舞は、カフェで穏やかな午後を過ごしていた。 読書を終えると、舞の伯母・菫に声をかけられる。 レストランのオーナーでもある菫の口からは、この辺りの噂話や、歴史ある酒造会社の話しも聞けた。 菫の話しの内容…

『ランビエの絞輪』第二章 15「高台のレストラン」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 10「早朝のカフェで」 舞は、伯母夫妻が経営するレストラン「ザ・タイム」のテラス席で、穏やかな時間を楽しもうとしていた。 ハーブの香りが漂う空間、壮大な景色、そして彼女の愛読書『レベッカ』。 だが、その日常の静けさの裏に…

『ランビエの絞輪』第二章 14「高台のお屋敷街」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 14「高台のお屋敷街」 舞が向かったのは、坂道が続く高台のお屋敷街だった。 サイクリングで何度が通った街だが、どの屋敷も謎めいていた。 グーグル・マップで調べた目的地を目指す途中、舞は一族の物語や古い邸宅にまつわる噂を耳…

『ランビエの絞輪』第二章 13「町名に<神>がつく住宅街」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 13「町名に<神>がつく住宅街」 舞は、神山町に隠された謎に引き寄せられていた。 優子が見つめていた先には、一体何があるのか​​? 土曜日の朝、舞はマウンテンバイクで、出掛けた。 まずは地元の公民館で、地元の歴史資料を徹底的…

『ランビエの絞輪』第二章 12「解剖医の素顔」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 12「解剖医の素顔」 水曜日の早朝、舞は再びカフェ《ブリック》を訪れた。 約束の時間より、早く到着した舞は、窓際で新聞を読んでいた荒垣を見て、ふと、荒垣が解剖医になった理由を知りたくなった。 淡々と語られる荒垣の過去、荒…

『ランビエの絞輪』第二章 11「治験薬のリスト」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 11「治験薬のリスト」 芦屋医大の図書館で、舞は疾患と食行動に関する文献を広げながら、吹き抜けのエレベーターをぼんやりと眺めて考えに耽っていた。 優子の冷淡な態度にも違和感があった。 さらに、被疑者の血液から検出されたボ…

『ランビエの絞輪』第二章 10「早朝のカフェで」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 10「早朝のカフェで」 朝の静けさの中、舞は、レトロな喫茶店で荒垣と向かい合った。 二人の間には、緊張が漂っている。 荒垣が口にした「例の件」の結果とは? 治験薬の入手経路や、それを担当した薬剤師の存在…… 事件には、複雑な…

『ランビエの絞輪』第二章 09「医局長と対面」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 09「医局長と対面」 いよいよ舞は、医局長との対面を果たす。 ダブルロックの扉の先に見えた光景は、重厚な革張りのソファと、冷たい光を背にした医局長の姿だった。 舞が殺人事件の第一発見者であると告げると、錦城の表情が揺れ動…

『ランビエの絞輪』第二章 08「解剖医の意図は?」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 08「解剖医の意図は?」 月曜日の朝、舞は教育棟で奇妙な光景を目撃する。 角を曲がった先、錦城の研究室から荒垣がひそかに出てくる姿が見えたのだ。 二人はそれぞれ浮浪者殺人事件に役割を持つ立場を持つが、なぜ密かに情報を交換…

『ランビエの絞輪』第二章 07「視線の先」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 07「視線の先」 大学病院内のレストランで、舞と優子が密談を交わす中、優子の視線は何度も窓の外、甲山へと向けられていた。 新薬「モーニスコプラ」の治験に関する話題が進んでいく中、副作用のリスクや治験薬の管理が浮き上がっ…

『ランビエの絞輪』第二章 06「大学図書館と解剖医」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 06「大学図書館と解剖医」 舞は、芦屋医大の図書館で「頸椎」の情報を徹底的に調べていた。そんな中、解剖医の荒垣と遭遇する。 彼もまた、被害者の死因に迫ろうとしていた。 「木曜の早朝、何を見た?」と、荒垣は舞に問う。 しか…

『ランビエの絞輪』第二章 05「事件当時の白い女の足取り」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 05「事件当時の白い女の足取り」 土曜日の早朝、舞は疑念を胸にウォーキングに向かう。 向かう先は、被疑者・白い女の自宅があると思われる「神園町」だ。 白い女の行動や薬の副作用の影響を思い返しながら、舞は新たな考えを探るべ…

『ランビエの絞輪』第二章 04「新薬のプレスリリース」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 04「新薬のプレスリリース」 舞が帰宅してテレビを点けると、新訳のプレスリリースが流れていた。 舞は、ある疑惑を抱く。 新薬の副作用に関する情報と、刑事・喜多川が求めていたリストの関連性。 リストの作成者である薬剤師や、…

『ランビエの絞輪』第二章 03「白い女の正体」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 03「白い女の正体」 外来患者の栄養指導を終えた舞は、事件の証人として《西宮警察署》へ向かう。 そこで刑事の喜多川に、被疑者の行動が薬の副作用によるものではないかと問われた。 さらに、喜多川からヒントを得た被疑者の正体を…

『ランビエの絞輪』第二章 02「事件の翌朝」を更新!カクヨム

第二章 アポトーシス自滅 02「事件の翌朝」 舞が優子の研究室を訪れると、いつもと様子が違っていた。 窓の外をぼんやりと見つめる優子。 山積みのレポートは添削済みだが、その姿には何かが隠されているようだった。 舞は、夕方に西宮署に事情聴取で出頭す…

『ランビエの絞輪』第二章アポトーシス 01「タクシーが通り過ぎる」を更新!カクヨム

第二章アポトーシス自滅 01「タクシーが通り過ぎる」 殺人の第一発見者となった舞は、事件の翌朝、ニュースで報道されないことに不安を感じた。 食欲もなく、頭に残るのは昨日の絶望的な現場の光景。 舞は、現場を確認するため早めに家を出た。 夙川沿いの車…

『ランビエの絞輪』第一章 10「テレビ報道」を更新!カクヨム

第一章 食行動と殺意 10「テレビ報道」 精神科病棟に寄った舞と小絵は、夕食後の患者達の異常な光景だった。 ある患者がテレビ報道を見て「殺してやる!」と叫び、暴れ出した……。 テレビ画面には、今朝の夙川で起きた男性の刺殺事件だった。 世間的には、犯…